大阪・堺市の大浜公園で飼育されているアカゲザルがメタボリックシンドロームに
大阪・堺市のサル山にメタボリックシンドロームに悩むサルがいる。その原因には、複雑な背景があった。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00130920.html
大きな体育館、遊具、プールと、大阪・堺市にある一見、普通の大浜公園だが、中にはサル山がある。
そのサル山に、明らかに太っているサルがいる。
歩く度に揺れるおなか、座った姿はまさに「布袋様」と、注目を集めているのは、メタボザルだった。
訪れた人は「動きがサルらしくない。鈍い」、「太っているんですかな。メタボになってるな」、「ブタのおサルさん」と話した。
大阪・堺市が管理する大浜公園のサル山で飼育されているアカゲザルが、メタボに悩まされている。
公園のサル山には、50匹のアカゲザルがいるが、そのうち最も太っているサルは、普通に座っていてもおなかが地面にべったりとついており、そのおなかの幅は50~60cmはあるように見える。体重は29.2kgもあるという。
上野動物園の堀 秀正係長は「もう、肥満体ですよね。病的な肥満と言って、差し支えないんじゃないかと思いますけども」と話した。
メタボになってしまった理由について、市の担当者である大浜公園事務所の長谷川 晶治氏は「はっきり言って、太っています。外からの餌の投げ入れの問題もあります、確かに」と話した。
このサル山では、長い間、餌をあげることを認めていた。
サル山のすぐ脇にある看板には、「サル見学の皆さんにお願い」、「害になる食べ物は与えないこと」と書かれていて、要するに有害なものでない、パンやバナナといったものは、与えていいことになる。
上野動物園の堀 秀正係長は「一般のお客さまに自分で持ってきたものを、自由に投げ込めるっていう状況というのは、通常あり得ないと思います」と話した。
専門家も首をかしげる、サルへの餌やり。
大浜公園事務所の長谷川 晶治氏は「24時間オープンのこういう公園の中にありますもので、なかなか人を張りつけてまでとは、現実問題としてはいかない中で、看板等の啓発で餌やりを止めていただくと」と話した。
このサル山では、2007年6月から、餌などを変えて、減量・ダイエットを行ってきたが、餌をあげる客が多いため、まったく効果を上げておらず、昔からの慣習が大きなあだとなっていた。
大浜公園のサル山は、1903年にできた堺水族館の施設の1つとして造られた。
当時、堺水族館は、東洋一とも言われていたが、1961年に閉園が決定、飼育していた魚や動物たちは、ほかの動物園などに引き取られていった。
しかし、このアカゲザルだけは引き取り手がなく、そのまま、市が管理することになった。
水族館が閉園してから47年、サル山に新しいサルが入れられることはなかった。
今いるサルは、メタボのサルも含めて、閉園以降、このサル山で生まれたサルたちだった。
大浜公園事務所の長谷川 晶治氏は「餌の投げ入れにくい金網で囲った動物園の普通のおりというイメージで、今年度末までにやりたいなと思っている」と話した。
病的ともいわれる肥満は、アカゲザルたちの命を、今も確実に削っている。
(04/14 17:34)
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