特定健診・保健指導が始まる メタボ改善へ取り組み
医療制度改革に伴い、今月から40歳以上75歳未満の人に対する「特定健診」と「特定保健指導」が始まった。各医療保険者には、糖尿病などの生活習慣病に着目した健診と、健診で発見されたメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者やその予備群に対して、保健指導を行うことが義務付けられた。受診率やメタボ該当者・予備群の減少率に目標を設定し、達成できない自治体にはペナルティーも科せられる。上伊那各市町村の対応や取り組みをまとめた。
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=10345
国民健康保険の保険者である市町村は、国保加入者への健診・保健指導を行う。2012年度までに受診率65%、指導対象者に対する保健指導の実施率45%、メタボ該当者・予備群の減少率10%が目標とされ、達成できない場合はペナルティーとして、保険者が後期高齢者医療制度に支払う支援金が最大で10%加算される。この場合、国保料が引き上げられる可能性もあるため、各市町村では健診の受診率を高め、該当者への保健指導に力を入れていく。
上伊那の各市町村では、特定健診導入を見越して昨年度からさまざまな健康づくり事業や健診時の指導などを通じて、メタボ対策に取り組んでおり、今年度から新たな取り組みを計画している市町村は少ない。
伊那市では、06年度から生活習慣病予防に効果があるとされる「インターバル速歩」を取り入れた「すこやか健康塾」を開講している。昨年度の場合、受講者約30人の生活習慣病関連指標は半年間で大きく改善し、効果が出ている。今年度は受講期間を11カ月間に延長する。保健指導では昨年、「予行演習的に」(健康推進課)市の健診でメタボ該当者を抽出して個々に通知し、希望者26人に対して月1回半年間、保健師や栄養士が食生活指導などを行った。
駒ケ根市も昨年度からヘルスアップ事業「健康生活応援塾」を実施。今年度も継続し、「啓発とメタボ予防の効果を高めたい」としている。箕輪町ではすでに4年前から「みのわ健康アカデミー」として信大、県看護大学、町医師会などと連携し、生活改善と健康づくりを行う事業を展開している。
今年1月、メタボリック予防健診を行った辰野町では、今後メタボ該当者を含め広く住民を対象とした健康相談窓口を定期的に開設し、生活習慣病予防の啓発に力を入れる。南箕輪村では一昨年から、健診で緊急的に対応が必要な人を対象とした特定保健指導を行っており、今年度も随時実施していく。中川村でもこれまでの生活習慣病予防健診の中で、メタボ該当者や予備群にあたる住民への保健指導を進めてきた。
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