メタボリックシンドロームとうつ病の関係明らかに
メタボリックシンドロームは、動脈硬化症、心筋梗塞や脳卒中などの病気を引き起こす症候群であるが、最新の研究で、メタボリックシンドロームは、ある意外な病気と関連があることがわかった。11月の「Biological psychiatry(生物精神医学)」という専門誌に報告された研究によると、メタボリックシンドローム患者は、うつ病を併発している割合が多かったというのだ。
http://news.ameba.jp/special/2008/11/20510.html
フランス、ボルドー第二大学精神神経免疫学研究室のキャプロン博士らは、およそ同年齢(平均54歳)の323人の男性被験者を対象に調査。まず、メタボリックシンドロームであるかどうかの診断を受けてもらった。その結果323人中147人がメタボリックシンドロームと診断された。
次に、この323人に、うつ病を診断するテストを受けてもらった。その結果、メタボリックシンドロームでない被験者のおよそ7%がうつ病と診断されたことに対し、メタボリックシンドロームと診断された被験者のおよそ15%がうつ病と診断されたというのだ。この割合の差は、統計学的に意味のある差であったという。
また、うつ病と診断された被験者は、メタボリックシンドロームであるかどうかにかかわらず、体内の炎症反応の指標となる数値が高かったという。
キャプロン博士らは、「この研究からはメタボリックシンドロームがうつ病の原因となるのか、それともうつ病がメタボリックシンドロームの原因となるのかはわからないが、メタボリックシンドローム患者は、体内の炎症反応の指標が高い値を示すことを考えると、メタボリックシンドロームによる体内の炎症反応がうつ病の原因となる可能性が考えられる」としている。
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