メタボ治療の抑制に効果がある物質を発見-京大と東京大などの研究チーム
京都大学、米ベイラー医科大学、東京大学などの研究チームは、脂肪の生合成を抑える化合物を発見し、その作用メカニズムを突き止めたと28日に米科学誌に発表した。
http://www.zaikei.co.jp/article/biznews/090828/40212.html
研究チームは、ファトスタチンという有機化合物を発見し、その化合物が細胞内で脂肪の生合成を抑制することをつきとめた。ファトスタチンはSCAPというステロール量を感知するセンサータンパク質に結合し、SREBPという転写因子を阻害する。これによって脂肪の合成に必要な遺伝子が不活性化し、糖から脂肪の合成が抑えられる。
ファトスタチンをネズミに与えると過食による肥満、糖尿、脂肪肝を抑制した。完全合成化合物で、SREBPを阻害する化合物はファトスタチンが初めて。この合成有機化合物は、代謝疾患(メタボリックシンドローム)を抑制するのに役立つと見られている。
メタボリックシンドローム(英 metabolic syndrome、代謝症候群、単にメタボとも)とは、内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態をいう。
SREBP(sterol regulatory element-binding protein) 転写因子は種々の代謝関連遺伝子の発現を制御している。
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