宮城っ子、メタボが心配?肥満割合全国上回る
宮城県が17日公表した2009年度学校保健統計調査によると、県内の全児童生徒に占める「肥満傾向児」の割合が、幼稚園児(5歳)から高校3年生までの全学年で全国平均を上回った。中学1年男子、小学2、6年女子は全国トップだった。学年別、男女別の肥満傾向児の割合は表の通り。調査対象の13学年のうち男子は10学年、女子は6学年が10位以内に入った。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091218t13029.htm
体重も全学年男女で全国平均を上回った。小学5年男子は36.5キロ、小学2年女子は24.7キロで1位だった。
肥満が多い原因について、県医師会で学校保健を担当する横山義正理事は「テレビやゲームに時間を使うことによる不規則な生活や運動不足が考えられる。改善には学校や家庭で生活習慣を見直し、食育を推進する必要がある」と指摘する。
身長は高校3年の男女を除き全国平均以上だった。小学5年男子、小学6年女子の身長はそれぞれ140.4センチと148.1センチで1948年の調査開始以来、最高となった。小学5年男子と幼稚園女子(110.7センチ)は全国1位。
座高の平均値は男女とも全学年で全国平均以上だった。座高は高校1年男子が90.7センチで過去最高に並び、小学6年女子は80センチで過去最高だった。小学1、5年男子は全国1位で、それぞれ65.3センチ、75.7センチ。
調査対象は県内166校の1万3898人。今年4~6月の健康診断の結果を基に調べた。
◎運動やや苦手「体重の重さが一因」/全国体力テスト
県内の小学男子が全国平均値に比べて低い傾向が出た「全国体力・運動能力・運動習慣調査」(全国体力テスト)で、専門家は小中学校共通の課題として学校や家庭での生活習慣の改善を挙げる。
実技は握力や上体起こし、体前屈は全国平均と同等かそれ以上だったが、20メートルシャトルラン、立ち幅跳びなどは不振だった。児童生徒に占める肥満傾向児の割合は全国平均値よりも高く、小学男子は全国を3.3ポイント上回った。
仙台大の鈴木省三体育学科長は「基礎的な体力、能力は持っているが、体重が負荷になっていて運動が苦手なようだ」と指摘する。
土曜日に月3回以上運動する児童生徒は64.1~87.7%で、全国平均よりも低い。逆に1日当たり3時間以上テレビを見る割合は30.0~36.9%で全国を上回る。鈴木学科長は「子どもたちが運動を好きになることが大事だ。学校には授業前に軽く体を動かすなどの工夫をしてほしい」とアドバイスする。
県と仙台市は運動を促そうと、すべての小中学校と高校に12年間の体力を記録する調査カードを配り、家庭に持ち帰らせている。宮城教育大の前田順一教授は「体力合計点は中学女子を除き前年を超えた。全国との差がある項目もあるが徐々に意識が高まってきた成果ではないか」と分析する。
秋田県との違いにも注目する。体重や体格の良さは共通しているが、体力合計点は3~4点の差をつけられた。前田教授は「宮城の子どもは脂肪が多いと推測できる。日常的に体を動かすことを心掛けてほしい」と話している。
2009年12月18日金曜日
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